BACHが編集・企画をする兵庫県城崎温泉の出版NPO「本と温泉」。記念すべき第一弾は、"小説の神様" と呼ばれる作家志賀直哉が、1907年、城崎逗留の記憶を記した短編「城の崎にて」と「注釈・城の崎にて」の二冊組。1903年、東京で山手線にはねられ怪我をした志賀直哉が、治療のため訪れた城崎で小さな生きものの命に見た自然感を記した物語です。直接体験してもまだ知らない城崎が、この本にあるかもしれません。
2013年の発売より、版を重ねて好評販売中。増刷ごとに変わる箱の色はお楽しみです。

著者:志賀直哉
解説版:江口宏志
挿画:山本祐布子
編集協力:上條桂子、BACH
装丁:尾原史和(SOUP DESIGN)
発売日:2013年9月1日
価格:1,000円(税込)