【掲載情報】「Discover Japan 2018年1月号」
「あの人を忘れたくない」と「本棚のある宿」に幅が登場しています。連載中の「あの人を忘れたくない」では宇多田ヒカルの母であり、演歌の歌姫とよばれた藤圭子について大阪大学准教授で音楽研究家の輪島祐介さんにお話を伺いました。
薄幸な生い立ちを背負って18歳でデビューした藤圭子という人物は、演歌を語る上で無視できない存在であることは間違いありません。この頃(60年代頃)の演歌は、現代の若者の大半が抱いている「おじさん」てきなイメージとは異なり、社会に対する民衆の怨念や情念を歌ったものだったそうです。本誌ではそんな当時の演歌とともに、藤圭子の生涯について迫っています。
「本棚のある宿」では
箱根の隠れ家宿、強羅花扇 円かの杜について。
箱根の山の中ひっそりと佇み、館内の至る所で木のぬくもりを感じられる癒しの日本旅館。多くの円(縁)が生まれるような特別な場所にしたい。と宿が大切にしているそんな想いをもっと知ってもらうべく、バッハは4テーマに基づいた本棚をつくり、それぞれの本棚をテーマにそった場所に設置しました。
ゆったりとした時間が流れるなかで、本が広げる楽しみを体感していただきたいです。